評価の内容と方法

評価は、評価者・被評価者はもちろん、多くの人が納得できる内容について測り、納得できる方法で行われるのが望ましい。例えば、「ある検定の1級を持っている」といっても、その検定が、誰にでも簡単にできるような内容であるならば、その検定の1級というものに対する評価には、大きな価値は生まれなくなる。

同じような能力・価値をもったものならば、同じような評価を受けることは当然である。ある要素が評価対象となる事象に対してほとんど影響を与えないにもかかわらず、その要素がことさらに強調されて評価に大きな差が生じている場合、その評価が適切なものだとは考えにくい。具体的な例をあげると、男女差や年齢差が特段の意味もなく評価に影響を与えている場合や、評価が異なる理由を「個人差」・「個体差」としているにもかかわらず具体的にどのような側面に差があるのかが評価者にも分からない場合などでは、評価の対象となる内容や評価方法などに誤りがあると考えられる。

評価は、公平かつ公正で、有効性のあるものでなければ信用できず、特に教育場面においては、評価の内容と方法の厳格性が特に求められると考えられている。また、多くの人が評価の価値や尺度を共有することにより、評価そのものが持つ価値が高まるといわれている。

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